「育児の正解ってなんだろう?」「私の子育てはこれでいいのかな?」
こんな風に悩むのは、きっと我が子を愛し、一生懸命に育児と向き合ってるからこそだと思います。
この記事を書く私は、教育者でも、心理学者でも、有名人でもない。
2人息子(8歳・5歳)の育児に奮闘する、普通のパート主婦です。
立派な育児をしているわけでもないし、子育てに悩むことたくさん。
けれど胸をはって言えるのは、「我が子が大好きで、我が子を想うのに一生懸命だ」ということ。
子育てに一生懸命ゆえに、時折頭をよぎる、「育児の正解って?」といった問いに対して、
私なりの考えや気持ちを綴ってみます。
育児の正解を、ネットやAIに求めると?

Google検索や、ChatGPTで答えを求めると、どちらにも共通して出てくるのは、
「子育てに唯一の正解はない」ということ。
子どもは1人1人違うし、家庭も環境も人それぞれ。時代も文化も流れて変化していく。
そういった中で、育児に正解なんてないんだよってのを伝えてくれます。
うんうん。当然ながら、そうだよね。という感じの答え。
そして、育児をよりよくするためのヒントなんてのも提示してくれます。
でもなんだか、抽象的。
育児に正解なんてないから、「子どもの話をよく聞こう」「個性を尊重しよう」「周りにも相談しよう」「完璧を目指さないようにしよう」なんて言われても、
そんなのは頭で分かっているわけで。私が求めている「こたえ」ではないのです。
実家の父母は、なにを思って育ててくれたのか

私は、実家の父母が大好きだし、尊敬しています。
だから私が育児の先輩として、一番に見習いたいのは父母なのかもしれません。
しかし、この記事を書くにあたって思いました。
両親となんでもよく話をする私ですが、「育児の正解って何だと思う?」なんて会話、親子でしたことなかったかもと。
今度会えたら、(あえてサラっと)聞いてみたいな、話してみたいなと思います。
ただ、母がふとしたときに何度か言っていた言葉で、印象に残っているのは、
「お母さんは、子育てにおいて「自立」を目標にしていたな」という言葉。
対して父は、「お父さんが絶対に守るから、安心して進みなさい」といったスタンス。
そして言葉に出してもよく伝えられていました。
自立とは真逆な気もしますが、両親から絶対的に守ってもらっている感覚は子どものころ頃から、(なんなら大人になった今も)常にあります。
大きく深い愛情の中で、自由にのびのびと育ててもらったなと二人には心から感謝しています。
育児におけるパートナーの考え方は?

育児において、1人だけの考えや想いで育てるよりは、色々な価値観や考えの中で育てていくことは大切なのかなと思っています。
私にとって一番の育児パートナーはやはり夫。
平日は仕事で忙しく、育児にかかわってもらう時間はほとんどありませんが、夫の育児に対しての想いは汲むようにしています。(母強しなので、全部が全部とはいきませんが。苦笑)
夫が子どもの育ちの願いとして持っているのは、(私がそう受け止めているのは)
- しっかりと考え抜く力を持てるようになってほしい
- 熱中できるものを見つけたら、とことんやらせてあげたい
- 成功体験を積ませてあげたい
ぱっと浮かんだのはこういったことですが、これらは私の中でも育児する上での1つの道しるべとなっています。
ママである私が「子育ての正解」について思うこと

子どもがどう育っていけば、私自身は「子育てが正解(成功)」と思うんだろう。
ふとそんなことが、頭をよぎることがあります。
良い学歴を積んで、世間でいわれるような大企業に就職出来たら?
学歴を積まずとも、なにかに秀でて実業家のようになれたら?
正直、そんな未来がくれば、母として安心する気はします。
周りから見てもスゴイ!!となるはず。
ただ、それは結果であって、そう育つことを「正解」として子育てするのは違うと思っています。
私が子の育ちに対して願うのは、ただただ、幸せに生きてほしいということ。
子どもが、「自分の人生を愛せるような人」になれたらいいなと願っています。
じゃあそれを願うからこそ、どんなかかわり方をしている?どんなかかわり方を目指す?という風に、掘り下げていくときりがないけれど。
少し挙げるなら、
- 愛情をしっかりと伝える
- 子どもの世界を大事にする
- 色々なことを経験し、挑戦できるような環境と機会をなるべくつくる
- 親である自分の生き方を考える
こういったことは意識して子育てしているかなと思います。
正解はないけれど、親として子の育ちに夢をもつ

結局のところ、子育てに正解なんてないんですよね。
子育ての正解は人それぞれ。
でもそれは多くの人が、実ははじめから分かっていることなのかなと思います。
正解がないと知りながらも、それぞれの正解を求めるために、やりたくなるのは、色々な人の子育ての考え方に触れることなのかなと。
(と思って、ほんと専門家でもなんでもない私ですが、子育てにおける私なりの価値観、書かせていただきました。)
我が子もこれからどう育っていくのか分からない、まだまだ成長過程にあり、
同じく母である私自身も、母として成長過程にあるわけですが。
正解はなくとも、「こんな風に育ってほしいな、こんな未来を歩めたらいいね」と、子どもに対して夢を抱くのは、私は悪いことではないと思っています。
そういった夢がなければ、子育ての方向性が定まらず、やみくもになってしまうので。
もちろん、正解はないからこそ、その指針は途中で変えてもいいわけですし。
ただ親がなにを願っても、どう育てても、最終的にすべてを決め、その結果を受け止めるのは、子ども自身です。
それもしっかりと胸にとめて。
子どものきもちを尊重しながらも、こっそりと、私は愛する我が子の育ちに夢をみています。
~おしまい~
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