我が家は、平日の夜ごはんの一品として「具沢山の味噌汁」を出すことが多いのですが
(詳しくはこちらの記事)

面倒くさがりでズボラな主婦の私。毎日、味噌汁を作っているのか?と言われるとそうではありません。
1日で2日分作るようにし、余った分は鍋ごと冷蔵庫に入れています。
そして翌日しっかり再加熱して食べています。
このスタイルをもう3年ほど続けていますが、おなかを壊したことはありません!苦笑
だから「毎日味噌汁は作らなくても冷蔵して翌日出しても大丈夫!」というのが今回の記事の結論にはなるのだけれど。
せっかくなので、気になりそうなポイントを経験談を交えてまとめていきます。
冷ましてから鍋ごと冷蔵庫に入れる

「冷ましてから冷蔵庫に入れる」はきちんと配慮しています。
熱いまま入れると、冷蔵庫内の温度が上がり、他の食品が傷む原因になるから。
また、急激な温度差で容器に水滴がつき、雑菌が繁殖しやすくなることもあります。
といっても、氷水で冷やすとかはせず、作り終えて、食べている間に常温で放置するだけ。
鍋を触って熱くはないなとなったら、冷蔵庫に入れています。
そして「清潔な容器に入れて保存」については、鍋ごと冷蔵することで対応。
そもそも移し替えないのが1番清潔だと思うし、洗い物も増えなくて済むし、
翌日もそのまま加熱できるし、最高です。(ズボラと衛生面のいいとこどりです。笑)
うっかり冷蔵庫に入れ忘れたら?

常温放置してるがゆえに。。(そして私がドジなゆえに。。)
朝起きて、コンロを見ると「入れ忘れてしまった。。」鍋が、ポツンと残っていたことが何度かあります。涙
気温によって、傷みの早さはちがってくるので、寒い冬の場合は翌朝冷蔵庫に入れるでもOKかと思いますが、夏場はあきらめて廃棄した方がいいかなと思います。
ちなみに、味噌汁の常温保存の目安は下記の通りです。
季節/気温 | 常温保存できる目安時間 |
---|---|
冬(10℃以下) | 半日〜1日(朝作って夜まで) |
春秋(10〜20℃) | 3〜6時間以内 |
夏(25℃以上) | 常温保存は避ける(2時間以内には冷蔵) |
(↑この表は厚生労働省・農林水産省・自治体の食品衛生情報などをもとにまとめたものです。夏場は特に食中毒のリスクが高いため、調理後はある程度冷めたら、すぐに冷蔵保存をおすすめします。)
しっかりと再加熱することは大事

翌日、再加熱して出す際は、中途半端に温めるのではなく、しっかり加熱して出すようにしています。
風味や味噌の発酵が壊れようとも、安全面には変えられないので、しっかりと加熱します。
(なんなら目を離したすきに、よく沸騰までしている。苦笑)
菌が死滅する加熱温度の目安は以下の通り。
温度帯 | 効果の目安 |
---|---|
60℃以上 | 時間をかければ多くの菌が死滅 |
70℃以上 | 多くの食中毒菌が比較的短時間で死滅 |
75℃以上・1分以上 | ノロウイルスやサルモネラなどの加熱基準(推奨) |
85〜90℃以上 | ウェルシュ菌などの耐熱性菌にも有効 |
100℃ | 一般的な煮沸温度(ただし、毒素や芽胞は無効なことも) |
ちなみに保育園と小学校センター給食現場で勤務経験のある私ですが、
保育園現場では85℃以上に加熱、センター給食では90℃以上に加熱を目安として提供しています。
全ての菌が加熱によって死滅するわけではなく、毒素や芽胞は加熱しても残ることがあるので、「菌を増やさない(冷却・保存)」ことも重要ですが、
冷蔵保存と並行して、しっかり加熱!は徹底するといいかなと思います。
味噌汁の具材は気にしている?
豆腐やなめこ、油揚げをはじめとした、水分の多い具材をいれるときは注意が必要とされているし、その通りだと思いますが、
これらの具材を入れた時も、冷蔵と加熱を徹底して、私は翌日も食べています。(家族にも出しています。)
これまで、異変を感じたことは無いですが、知識として「水分が多い食材が入っている際は傷みやすい」というのは持っておいた方がいいかなと思います。
そういった食材が入っている際は、加熱前に汁の様子を確認したり、いつも以上に加熱に気を配ったりするといいかなと。
まとめ:汁物は冷蔵保存と再加熱で翌日も食べられる!

我が家では、味噌汁に限らず、コンソメスープや中華スープをつくった際も、「冷まして冷蔵保存、翌日に再加熱して食べる」ようにしています。
夕食を作る際に、汁物の残り物を出せたら、
その日は1品、調理も減って本当に楽!だし、食卓に汁物が並ぶと、それだけで、見た目も栄養バランスも整います。
「毎日汁物を作るのが億劫。。」だった人や、「汁を保存して翌日出すのって大丈夫かな。。」と不安だった人はぜひ、
「冷蔵保存と再加熱」をしっかりとして、安心して残りの汁物を食卓に並べてはいかがかなと思います。
~おしまい~
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